美しいもの
美しいものが好きです。
芸術や、宝石や、食器や、雑貨など、美しいなあと思う「もの」はたくさんあります。
今も、デパートに行って高級な食器を眺めるのは大好き。
でも、「自然以上に美しいものはないなあ」と思います。
雲が青い空を流れていく様子。
夕焼け空の色合い。
シロツメクサが一斉に咲いた時の、立っているだけで香りに包まれる感じ。
草が風にそよいでいる様子。
ツバメのお母さんが、子供のために一生懸命餌を探して飛んでいる様子。
見ていると、自然と呼吸が深くなって、全身が満たされた感覚になります。
いつも、犬の散歩に外に出て、こんな風景を目にするたび、
こんなに身の回りに素晴らしいものがあるんだな・・・・
それに40年以上も気が付かなかったんだなあ・・・・・
と不思議な気持ちになります。
(昨年訪れた阿曇野。大好きな土地。)
頭の中が、何かを追い求めることでいっぱいだったんでしょうね。
若い時は、仕方ないことだと思います。
世の中は、刺激的な「もの」や「出来事」がいっぱい。
そちらに気が行ってしまうのも、無理もないことだと思います。
でもずっと、「あれがない、これがない、そのために頑張る、達成する!」というのをやってきて、実は、
ふと周りを見渡すと、こんなに美しいものが周りにあって、
食べるものもあって、服も明日困らないくらいにはあって、安心して眠れるところもあって。
仕事もあって、好きな本を買えて。
こんなにも満たされていたのになあ、と思います。
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