もの と こころ

少ないもので軽やかに生きるためのいろいろ。ミニマリズムとかスピリチュアルとか、本とか。

聖者はミニマリスト

かのスティーブ・ジョブスiPadの中に、たった一冊だけ入っていたという本。

 

それが、この本。

 

 

 

『あるヨギの自叙伝』 パラマハンサ・ヨガナンダ 著

 

西洋にヨガを広めたヨガナンダとその師たちの、驚くべき生涯の物語。

 

ちょっと年代物の感じのする表紙(失礼!)からは考えられないくらい、スラスラと読みやすく、ハートにぐっと来る本。精神世界の本は何百冊も読みましたが、

ずっと手元に残して、何度も読みたい本です。

 

この本の中には、テレポーテーションができたり、物質化できたり、

と通常では考えられないような人たちが出て来ます。

いわゆる「聖者」と言われている人たちも沢山出て来ます。

 

ヨガナンダという偉大なマスター自身の手記、というだけでなく、

聖者たち生活や言葉を記した手記として、本当に貴重な一冊だと思うのですが、

私が感じたのは、

「聖者って、みんなミニマリストなのね・・・・・・。」

 

ということ。

解脱を果たした聖者たちにとって、「モノ」への執着がないのは

考えてみれば当たり前?かもしれませんが、それが見事にこの本の中に表現されていて・・・。

 

その中でも特に印象に残ったのは、インドの大学博士の称号を持ちつつ放浪の行者として知られている「カラ・パトリ」という方。

持っているのは衣一枚、食べるのは1日おき、お皿は葉っぱ・・・・・

 

以下、本文引用させていただきました。

ヨガナンダの秘書、アメリカ人ライトさんの記述より

 

「物質的執着を完全に断ち切った人の満ちたりた生活を想像してみよ!

衣類の心配をすることもなく、食欲に駆られることもない。料理された食べ物は1日おきに口にするだけで、物乞いもしなければ托鉢もしない。金銭の煩わしさから解放されていて、銭も扱わなければ物をたくわえることもなく、必要なものは常に神にゆだねている。車に乗ることもなく、乗り物の心配もない。ただ、いつも聖なるガンジス河のほとりを歩くだけ。そして執着が生じるのを避けるため、決して一箇所に一週間以上とどまることはない。

 このような素朴な魂でありながら、彼は並外れたヴェーダの知識を有し、ベナレス大学のマスター・オブ・アーツの学位と、シャストリ(聖典の博士)の称号を持っているのである。彼の足もとにすわっているうちに、言いようもない崇高な感じがわたしの体中にしみ透ってくるのを覚えた。」

 

なんて自由なの〜〜〜〜〜。

 

結局、「自由」って、「いかに執着していないか」

なんだと思う。

私などはなるべくものを少なくしようと暮らしているけれども、

まだまだ、執着しています。(かご愛とか😓)

それがいいとか悪いとかではないのだけど、

人間、何度も生まれ変わって、いつかはこの境地に至るのだろうな。

 

 

この他、ほとんど食べない人たちも何人か登場します。

また皆様例外なく、食べることにも着ることにもあまり興味がないご様子で、質素。

神と、人類への愛に生きている。

 

GWは旅行と、この本を読むことに時間を費やすという、贅沢な過ごし方ができたのですが、

本当〜〜〜〜の豊かさって高級品を持つことだったり、豪華な食事をすることじゃないよなあ、と改めて感じる本でした。

 

そういえば、

私も菜食に戻りつつあります。

以前お伝えした謎の腫瘍が、お肉を大量に食べた翌日に肥大化し、やっぱりお肉は私には必要ないのかもと感じました。

「手術しないと治らない」と医者には言われており、ネットで調べてもそう書いてあったのですが・・・奇跡的?にあることが起き、またアロマオイルの力も借りて、ほぼ治りつつあります。また後日、記事にしてみたいと思います。

昨日も10年間フルーツしか食べていない、中野さんという男性の方がTVに出ていました。

40代なのにお肌がツルツルで美しく、20代に見えました。

そしてまた、お家がとても簡素でモノが少なく、すっきりしていたのが印象的でした。

モノのない中、飾られるように置かれた色とりどりのフルーツがとても美しかった!

こんな生活も、憧れます。

 

 

ミニマリスト志望の方は、ますますミニマム願望が強くなりそうなこちらの本、

興味があったら、ぜひ読んでみてください。

比較的有名な本なので、図書館にも置いてある確率高いです。

 

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